共同研究:長時間安定駆動する水分解、CO2固定化用光アノードを開発
複合アニオン材料は水を酸化する光アノードとして有望ですが、光生成したホールによる自己酸化がもたらす性能低下が大きな問題となっていました。本研究では、長時間安定駆動するTa/N共ドーピング酸化チタン光アノードを開発し、水分解水素製造だけでなくCO2固定化反応にも利用できることを示しました。さらには、水の光酸化反応中の活性点構造をOperando XAFS測定によりはじめて明らかとしました。A03代表・前田、A03分担・内本らによる共同研究の成果です。本成果は、ChemPhotoChem誌にオンライン掲載されました。
論文情報
Akinobu Nakada, Tomoki Uchiyama, Nozomi Kawakami, Shunta Nishioka, Ryutaro Kamata, Hiromu Kumagai, Osamu Ishitani, Yoshiharu Uchimoto, Kazuhiko Maeda
ChemPhotoChem 2018, in press. DOI: 10.1002/cptc.201800157.