共同研究: ”常識はずれ”の新規複合アニオン光触媒を発見
これまで酸フッ化物は、のバンドギャップの大きさから可視光応答性光触媒として不適と考えられてきました。今回我々は、パイロクロア構造をもつ酸フッ化物Pb2Ti2O5.4F1.2が、可視光吸収可能な狭いバンドギャップを有し、水素生成、二酸化炭素還元などに有効な光触媒となることを発見しました。A03代表・前田、A01公募・岡、A01分担・陰山、本郷、A02公募・前園らによる共同研究の成果です。本成果は、J. Am. Chem. Soc.誌にオンライン掲載されました。
Ryo Kuriki, Tom Ichibha, Kenta Hongo, Daling Lu, Ryo Maezono, Hiroshi Kageyama, Osamu Ishitani, Kengo Oka, Kazuhiko Maeda, A Stable, Narrow-Gap Oxyfluoride Photocatalyst for Visible-Light Hydrogen Evolution and Carbon Dioxide Reduction, J. Am. Chem. Soc. 2018, in press. DOI:10.1021/jacs.8b02822.